【感想】ウルサマ 2022 第1部ライブステージ「夏の闇夜を照らす者」

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ワームホールと繋がるデッカー世界

「スフィアから発せられる未知のエネルギーは宇宙の闇の者たちへ多大なる影響を与え始めていた」というモノローグから、物語はスタート。
デッカー世界とは別宇宙のとある惑星の遺跡で、未知のアイテムを回収するゼネキンダール人。

そのアイテムを奪おうとその場に現れたのは謎の男。
複数のゼネキンダール人を圧倒し、ゼネキンダール人はワームホールでデッカー世界に向かい、謎の男もそれを追ってデッカー世界へと向かう。

一方デッカー世界ではカナタ=ウルトラマンデッカーがバトルシミュレーションを行っていた。
デジタル怪獣軍団を相手に市街地で戦闘を繰り広げるデッカー。

戦闘を終え「俺もあの人みたいになるんだ」とトリガーの姿をイメージするカナタ。
ハネジローと次の実験に入ろうとするも、ポイント423に複数の巨大生物が出現したとの知らせが。

カナタはデッカーに変身し、現場に急行する。

冒頭からアクションの数々

デッカー4話で対怪獣シミュレーションを行っていたため、こうした流れを汲んでいるのはTVシリーズとの繋がりを感じられて良い演出でした。

ハネジローが「まだまだデッカーの戦いは危なっかしい」、カナタもトリガーに対して憧れを語っていることから、時系列としてはまだまだ序盤だと考えられます。

トリガーダーク登場

現場に急行したデッカーの前に現れたのは、冒頭のゼネキンダール人やノーバなどの怪獣軍団。
ゼネキンダール人は能力で辺りを暗くして姿を晦まし、デッカーを苦しめる。

しかしハネジローの機転でから明かりを照らして周囲を明るくし、その一瞬で一人のゼネキンダール人を除いて全滅させる。

残るゼネキンダール人はスフィア合成獣スフィアエレキングを召喚。
手に持つ未知のアイテム=叫びの壺に人々の恐怖エネルギーを集め、デッカーを苦しめる。

そんなピンチに駆けつけたのは冒頭の謎の男=イグニス。
手に持つGUTSスパークレンスで変身すると、トリガーダークに変身して戦いに加勢。

トリガーダークはデッカーを足手まといと制するも、かつて自分を守ってくれたトリガーのようになりたいと思いを伝えるデッカー。
人々の拍手でエネルギーを得たデッカーはストロングタイプに変身。トリガーダークとのW必殺技でスフィアエレキングを退ける。

トリガーダーク

冒頭でトリガーへの憧れを滲み出していたカナタでしたが、今回ステージに現れたのはトリガーダーク。
この時点でトリガーはTVシリーズへの出演が確定していたこと、今後デッカーとトリガーを繋げる唯一の存在として、客演にトリガーダークが選ばれたのだと思われます。

今回イグニスはワームホールでデッカー世界(トリガー世界から数年後)にやってきたということは、トリガーエピソードZ以降のイグニスは色々な宇宙を旅していたのかもしれませんね。

トリガーみたいに皆を守りたいと言ってスフィアエレキングに立ち向かうデッカーを見て「見てるかケンゴ、お前の光はしっかりと受け継がれているみたいだぜ」と呟くイグニスも、とても良い演出でした。

スフィアエレキング

デッカー5話に先駆けて登場したエレキングをベースにした、スフィア合成獣スフィアエレキング。
5話では通常エレキングをミラクルタイプで挑みましたが、スフィアエレキングに対してはストロングタイプで戦闘。

今回はゼネキンダール人が召喚したという形で登場しましたが、なぜスフィア合成獣を作り出せたのかは描かれず。

声を出せないことを逆手に取った演出

今回もコロナ渦のガイドラインに沿った公演のため、声を出しての応援は禁止。
そのためハネジローがスマホのライトや会場で販売されていた光る腕輪を使って場内を輝かせたり、手をたたいて声援を送るなど、声を出せなくても楽しめるような工夫がされていました。

イシリス復活

恐怖心エネルギーが叫びの壺に集まり、その場に復活したのは魔界の王イシリス。
デッカーストロングタイプの姿を見てダイナの姿をイメージするも別人といいきり、デッカーとトリガーダークを追い詰める。

圧倒的な実力に倒されてしまうデッカーと、イシリスからの攻撃を庇って倒れてしまうトリガーダーク。

絶体絶命の大ピンチに駆けつけたのは、別宇宙からやってきたエースとゼット。
二人からウルトラチャージでエネルギーを受け取り復活するデッカーとトリガーダーク。
「イシリスの放つ闇を感知して駆けつけたんでございますよ」と

イシリスはウルトラヒーローに関連する怪獣や倒したばかりのスフィアエレキングを復活させ、そしてスフィアゼットンも新たに登場。
4人のウルトラヒーローはこれに立ち向かう。

イシリス

今回ライブステージのボスとして登場したのは、ダイナ14話に登場していたヌアザ星人イシリス。
今年のステージはダイナ関連の宇宙人が多数登場していますが、意外なところからのボス選出にとてもびっくり。

今回登場したのはダイナ本編と同個体なのか、デッカーを見てダイナストロングタイプをイメージするシーンがありました。
ダイナ本編と同一個体なのか、あるいは「(デッカーをダイナと比べて)戦闘力が違いすぎる」と言っていたためダイナ本編後に何らかの戦いで封印した別個体であることも否定できません。

ちなみに戦いが終わった後にゼットが「スフィアがやつらを引き寄せてこの星でイシリスを復活させたのは、きっと邪魔者である君を消させるため」というセリフがあったため、イシリスはこの世界に元からいた存在のよう。
ダイナ本編と同一個体と考えにくいのですが、もしくはアブソリューティアンの介入があったとか?

また復活した際に、相手が過去に恐怖を感じたものを具現化するを身に着けたようで、エースとゼット、トリガーダークに関連する宇宙人・怪獣を復活させます。

・ヤプール(エース宿敵)
・デストルドス(Zラスボス)
・イーヴィルトリガー(トリガーZのラスボス)

更には倒したばかりのスフィアエレキング、そしてスフィアゼットンも新たに登場させます。

エース、ゼット

トリガーダークはかつての宿敵イーヴィルトリガーと戦い、エースとゼットはヤプールとデストルドス率いる怪獣軍団に立ち向かいます。

中でもエース・ゼットのコンビはエースブレードやベータスマッシュなど、Z本編を思わせる戦いの演出。

エース「背中を預けるぞゼット」
ゼット「エース兄さん、お任せください!」

など二人の関係性がを思わせるアツいセリフがあったり、ギロン人アリブンタVSエースゾフィー戦リスペクトの正面衝突オマージュを見せたり、エースブレードを使ったエースの新技(AとZ字に斬る)など、見所満載の戦いでした。

新技を見てゼットが地味に小さく拍手をしていたり、倒した後に同じポーズで立ち去るのも、細かいですがエース・ゼット関連の良い演出でした。

ミラクルタイプ

そして最後の団乱戦ではミラクルタイプもTVに先駆け登場。
スフィアエレキング、スフィアゼットンを超能力で吹き飛ばしたり、高速の連続攻撃を叩き込むなど、大活躍。

手を広げてとどめを刺した光線は、レボリウムウェーブアタックバージョンのオマージュでしょうか。

最終決戦

追い詰められたイシリスは巨大スフィアザウルスを召喚。
4人のウルトラヒーローは追い詰められ、変身を解除してしまうカナタ。

ハネジローの案でトリガーダークは観客からのウルトラヒーローを応援する心を壺に集め、ウルトラヒーローにエネルギーを送るとデッカーは復活。
4人の光線技でイシリスと巨大スフィアザウルスを撃破。

「我々が手を貸せるのはここまで。この時空はデッカー、君が守っていくんだ」

エースによる激励の言葉を受けたデッカー。
エースとゼットはスフィアの影響で活発化している闇の勢力を鎮静化させるため、潜入捜査が得意なイグニス=トリガーダークを引き連れて元の時空へ。

戦いを終えたカナタはハネジローと共に観客に挨拶し、基地へ報告へ向かうのだった。

フィナーレ

ステージが終わった後は、物語とは関係ない音楽と戦闘だけのステージショー。
登場ヒーローはリブット、グリージョ、ダイナ、トリガー、デッカー。

アブソリューティアンの戦闘員とヒーローが場内所狭しと戦いを繰り広げます。
本編が4人しか登場していないため、こうして本編とは関係ない場で多数ヒーローが出てきてくれて嬉しい。

最後にデッカーとダイナがウルトラクロスしていたのですが、この場面は今後本編でもありそう。
ステージではまだ出せないのでこうした本編外でやってくれるのは良いですね。

時系列は5話以降

今回はパラレルワールドっぽい話ではありますが、THE LIVEは本編と少なからず関係があるのが特徴。
ミラクルタイプが登場していること、まだトリガーに出会っていないことから考えて、5話と7話の間あたりのエピソードでしょうか。

ちなみに他のウルトラマンに関しては、下記のボイスドラマで前日譚が描かれています。
外伝であってもこうしてしっかりとデッカー世界に来る経緯が描かれているのは細かい。

叫びの壺を追うイグニスの前日譚
ゼットがデッカー地球に向かう任務を受ける話
エースとゼットがデッカー世界に向かう前のエピソード
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この記事を書いた人

心地いい部屋を作ることが趣味なアラサー男子。ファッションやカメラ、ウルトラマンなどが好きです。

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