【ライブレポ】BIGMAMA Roclassick tour 2019 名古屋公演【セトリ付】

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Roclassickと題したツアーが2019年に行われる、
これだけでももうヤバいと思いました。

ロックとクラシックをバンドサウンドで融合させた曲たちRoclassick
一癖も二癖もあるアレンジはBIGMAMAを様々な方に伝える代名詞のような存在になっています。
これまで彼らは2枚そのアルバムを出しており、今回はこれまでリリースした全14曲をメインに据えたツアーです。

おまけに会場はなぜか東名阪クラブクアトロ3会場のみ。
どうみても会場もキャパシティも足りないと思いましたが、果たして…?

 

目次

開演

19:01 開演

いつものBIGMAMAオリジナルの第9アレンジSEではなく、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第4楽章の原曲でステージに登場。
ステージに現れたメンバーは全員スーツ姿。楽器が置かれたバンドのステージとスーツ衣装の組み合わせが、これから始まるロック×クラシックのライブの世界観を作っていく。

最初の1曲目として選ばれたのは、今回のSEがちょうど原曲になっているシンセカイ
1曲目からライブは怒涛の盛り上がりを見せ、ラスサビでは壁を作るほどのダイバーが続出。

そしてシンセカイのアウトロから次曲のイントロを使ったセッションに繋げ、虹を食べたアイリスへ。
そこからは止まることなく、走れエロス英雄を抱いてマリアは眠ると4曲連続でRoclassickからの披露。

 

5曲目のダイヤモンドリングが終わると、ようやく「BIGMAMAです」という挨拶

ギターを持ちかえ次の曲に入ろうとしたときにイヤホンが絡まったのか上手く耳にセッティングできず、スタッフが手伝いに入る状態に。その様子に笑いが起こる場内。
「お気になさらず…」と一言。普通に金井さんが話すのを見るのは新鮮でした。

改めて曲に入り、始まったのはbambino bambina
ですが、始まってすぐ歌詞が飛び演奏をストップするよう指示を出す金井さん

金井「大阪でも歌詞飛んだんだよなぁ」
柿沼「iPhone持ってこようか?笑 それか皆さんに歌ってもらうとか笑」
金井「皆あまり歌詞知らないでしょ笑」

こうしたメンバー同士のやりとりを生で見るのも、武道館以来でした。最近はMCというMCを全くしていないので。
そんなやり取りがあり改めて始めるも、結局途中で歌詞が飛ぶという…笑
ですが二度目はそのまま中断せず歌い切りました。

 

そのまま間髪入れずにZoo at 2 a.m.へ。
真緒ちゃんがステージの端から端まで所狭しと動きまくり、観客を煽る煽る。
それどころかメンバーまで煽る煽る。安井さんがベース弾くのを中断して近づいてきた真緒ちゃんのタンバリン叩いていました。

また今回のライブは演奏において新しい試みもあり、Animanimusで金井さんが真緒ちゃんのキーボードの前に立ち自らイントロを弾きます。
真緒ちゃん以外がライブでキーボードを弾くのは初の試みでしょうか。
まだまだ新しいことに挑戦し続けている彼ら。きっと水面下で色々準備をしていたのだと思わせます。

 

最新曲mummy mummyは前回のツアーで披露されていたような形ではなく、金井さんがギターを置いてハンドマイク1本で歌い上げる構成に変更。
ステージ上を自由に動き回り、最前列の客を煽っていく。

続いて披露された秘密ではイントロが始まると同時に待ってましたと言わんばかりの歓声が上がります。
シンセカイ以来の驚異的なダイバー数となり、ライブは2度目のピークを迎えます。

そして準備していたのはライブ用の演出だけでなく、新曲も用意されていました。
「希望の光、という意味の曲です」と言って始まったのはセイントライト

曲調はとにかく明るく、希望に満ちた曲になっていました。

生きてることが 死ねない理由

ラストの歌詞。
金井さんが書き綴る綺麗な日本語は、これまでの創作活動の中で積み上げてきた結晶のよう。

それにしてもBIGMAMAは『希望』や音楽の楽園『MUTOPIA』、『SPECIALS』など、明るい言葉が本当に似合う。
クラシックやバイオリンの要素に引っ張られてしまうのもありますが、これも今まで積み重ねてきた曲の表現などからくるものなのでしょう。

 

新曲のあとはRoyalizeMoonlightといったミドルテンポの曲たちでゆったりムードになるかと思いきや、ファビュラ・フィビュラSwan song、そこから間髪入れずに始まったStrawberry Feelsなど一気に畳み掛けてきました。
なんとStrawberry Feelsのあとは、まさかの選曲Flameout
あんまり披露されないから知名度はそれほどなんですけど、Flameoutって本当にいい曲なんですよ…聴けてよかった。

それにしてもこの日は金井さんが観客を煽る、煽る。
武道館以後は煽ることをせずひたすら曲を演奏することにシフトしていたのですが、この日は「声が足りない!」と言わんばかりに腕を振り上げてくる。

 

「ここからはクライマックス、お互い悔いのないようにいきましょう」

No.9からライブはいよいよ終盤へ。
会場が温まりすぎているからなのか、いつもの「ララララ…」の場面では普段よりも声が上がる。
終了後も、楽器陣は演奏を止めることなくそのまま次の曲へ。

サビの部分をそのままイントロに組み込み新しくライブ用にアレンジしたsweet dreamsで、金井さんはハンドマイクでステージを所狭しと動き回り観客を煽っていく。
2番目のサビが終わった後、金井さんは再度キーボードの前へと移動。
間奏の部分で流れるピアノのメロディを、金井さん本人が演奏。
sweet dreamsにてこのような手法がとられたのは初めてでした。

 

そしてRoclassick残る最後の曲は、ラストはこれしかないといわんばかりのテンションで始まった計算高いシンデレラ
最後の「ラララ」という声が場内を幸せな空間に包んでいく。
ツアーは、Roclassickが始まるきっかけとなった一曲で締めくくられたのでした。

 

これでラスト…と思いきや、「新しいRoclassickを持ってきました」という一言が。
曲名は誰が為のレクイエムというらしいです。
カッキーと真緒ちゃんの高速ソロが映える曲で、かなり激し目の曲。
メジャーレーベルに行ったBIGMAMAの新たな代表曲になるのでは、と思わせるような新しいRoclassickでした。

最後は「12月、メリーロックでお待ちしています」というメリロ公式よりも一足早いサプライズ発表があり、ステージを後にしました。
武道館後はこれまで一番にステージを後にしていた金井さんでしたが、今回は一番最後まで残り深々とお辞儀をして帰っていったのでした。

 

20:44 終演

 

終演

メンバー全員が退場したあとも拍手は鳴り止まずアンコールを求める声がありましたが終演を告げるアナウンスが流れ、ここでライブは終了。

東名阪3本という短いツアーですが、是非全国でもやって多くの方に見て欲しい…そう思えるようなライブでした。
水面下で行われている謎のレコーディング(新曲?)も気になり、次の新譜やツアーが待ちきれません。

 

セットリスト

荒狂曲”シンセカイ”
虹を食べたアイリス
走れエロス
英雄を抱いてマリアは眠る
ダイヤモンドリング
bambino bambina(歌詞ミス一旦中止→再度歌詞ミス)
Zoo at 2 a.m.
テレーゼのため息
Perfect Gray
Animanimus
mummy mummy
秘密
セイントライト(新曲)
Royalist
Moonlight
ファビュラ・フィビュラ
Swan Song
Strawberry Feels
Flameout
No.9
Sweet Dreams
MUTOPIA
計算高いシンデレラ
誰が為のレクイエム(新曲)

 

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この記事を書いた人

心地いい部屋を作ることが趣味なアラサー男子。ファッションやカメラ、ウルトラマンなどが好きです。

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