二度の総集編を挟み、3週間ぶりとなったトリガー本編。
今回は1話以来となる、ティガ世界の繋がりを感じさせるような作りになっていました。
始まりの怪獣デスドラゴ
今回登場した怪獣デスドラゴはトリガー世界の地球で最初に出現した怪獣であり、6年前に現れた際にアキトの両親の命を奪いました。
6年ぶりに地上に現れ、GUTSファルコンやウルトラマントリガーを苦しめました。
初戦ではマルチタイプの肉弾戦で苦戦しましたが、アキトを庇ったりもしたので仕方ない。
デスドラゴを退ける牽制技として、マルチスペシウム光線を使ってくれたのは意外でした。
こうしたマイナー技も取り入れてくれるところに制作陣のリスペクトを感じます。
再戦時はスカイタイプにチェンジして高速戦闘で対応。
空中で攻撃を避けながらの反撃がとてもカッコいい。
25年前ティガ放送時にはやりたかったけどできなかったであろう、スカイタイプのカッコいい描き方でした。
スカイアローをスカイタイプのままマルチソードに変化させて防御に使ったのも良かったです。どのタイプになっていても、サークルアームズを別タイプに変化させることはできるみたいですね。
ですがそろそろランバルト光弾をトドメに…
倒されたデスドラゴでしたが、なぜ6年前に突如現れたのか、今回どうして現れたのかといった理由は明かされませんでした。
結構重大な謎だと思われるのですが、アキトもデスドラゴを自分の手で倒すという復讐心をスッパリ振り切ってしまったため、誰も疑問視しないまま物語が終わってしまいました。
会長や隊長あたりが「なぜ6年前に現れ、そして今回再び姿を現したのか…」など、今後に繋がるセリフが一つでもあればよかったのですが。
シズマ会長とアキト
今週はティガ世界との繋がりを感じさせる場面がいくつかあったのが印象的でした。
一つは、シズマ財団が極秘に作っていたというガッツウィング1号。
シズマ会長はティガ世界からやってきた可能性が示唆されているため、彼が元の世界にあったものを似せて作らせていたということになるのでしょうか。
そしてそのシズマ会長がガッツウイングを作らせたというアキトの両親。
なぜかアキトの持つ唯一の写真は両親の顔の部分が燃えており、顔がわからないという状態でした。
もしかしたらアキトの両親も、ティガ世界と関わりがある又は超古代文明についての秘密を持つ人間なのかもしれません。
そしてもう一つが、ユナを通じて語られた「頑張れば誰だって光になれる」という台詞。
この台詞はティガ世界を象徴する言葉なのですが、やっぱりシズマ会長はティガ世界の住人…?
ティガ最終話でティガと一体化した、又はダイナ劇場版でティガになった子供(もしくは大人?)とか。
今週のダーゴン
デスドラゴとの再戦時にはダーゴンも登場。
ダーゴンの狙いはユザレことユナ。等身大サイズになり、ユナを追いかけ続けます。
目の前に我が好敵手がいるにも関わらずユナを狙っていたため、それほどユザレを手に入れることが闇の3巨人の最優先事項ということですね。
しかし疑問に残るのが、ダーゴンの行動。
正々堂々がポリシーのため等身大になってユナを狙うのはいいのですが、追い詰めたところでユナのビンタを受けて撤退するという流れはどうにも腑に落ちなかったです。
第5話でヒロインが拐われるという展開にするわけにはいかず、脚本の都合上ああなったようにしか見えなくて…
デスドラゴを倒し終えたトリガーが等身大サイズになって助けに来る流れの方が一番しっくり来るように思えました。
場面もレイビーク星人との戦いを思わせる場所でしたし、もしかしたら当初はそのようにする予定だったのかもしれませんね。
スカイタイプの等身大や、スカイタイプとダーゴンが対峙する場面が見たかった…
しかし4話の最後でカルミラにとった態度や、ビンタされて撤退したあとに物思いにふけるなど、今後ダーゴンが光落ちしても良いような展開がチラホラと出てきました。
原典のダーラムは完全な悪役でしたが、ダーゴンはそれとは違った道や描き方をされることになりそうです。
一時間の悪魔
次回は、1日に1時間だけ動くロボット怪獣サタンデロスが登場。
ティガでロボットといえばリガトロンやゴブニュ、悪魔といえばキリエロイドなどが思い出されるのですが…オマージュはあるのでしょうか。
そして闇の3巨人からはヒュドラムが登場。ヒュドラムと因縁のあるイグニスさんも登場してくれるようです。
これまでのウルトラマントリガー感想は
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