10月に発売されたニューアルバムを率いて始まったベボベのツアー、TOUR「DIARYKEY」
およそ2年ぶりのツアーとなり、そして2021年最初で最後の名古屋公演となりました。
名古屋公演は平日月曜日ということもあり、仕事もあったため今回は見送り…と思っていたのですが、アルバムの完成度の高さもあって有休を取り行くことを決心。
最高のツアーとなりましたので、ライブレポとして残しておきたいと思います。
2年ぶりのダイアモンドホール
僕がダイアモンドホールに行くのは、ちょうど前回のツアー以来2年ぶり。
前回訪れた時はドリンク代が600円に値上げしていたと書いてあったのですが、今回はなんとキャッシュレスに対応していました。
今後ダイアモンドホールの公演に参加される方は「ドリンク代は電子マネーで払える」と覚えておくといいかもしれません。
ちなみに僕はPayPayで払いました。
コロナになってからライブハウスに行くのが初めてだったので、一応場内の様子も紹介。
写真撮影は禁止だったので写真はありませんが、場内はフロア一面にパイプ椅子が置かれている状態で、そこに整理番号順に入場して座りたい席に座っていくというシステム。
見た限りでは後ろの方は1席空けて座る人が多かったり一番後ろの方で立見する方もいましたが、前の方は空席は無く詰めて座っていました。
コロナが落ち着いているとはいえ、前の方で見たい方はちょっと気をつけた方がいいかもしれませんね。
開演
長々と場内の説明をしていきましたが、ここからはライブレポを。
19時ちょうどに場内が安定し、お馴染みのSEが流れると暗闇の中メンバー3人が登場。
割れんばかりの拍手が鳴り止むと、1曲目に演奏されたのはアルバムの冒頭を飾るDIARY KEY
ベースとドラムのリズム隊から始まるこの曲はBase Ball Bearの新境地ともいえる曲。
2曲目はプールサイダーとアルバムの曲順通りの流れが続き、DIARY KEYの世界観に落とし込んでいきます。
MC①
2曲終わると、MCという名のラジオ公開収録へ。
2年ぶりの名古屋ということで張り切り、コロナ前に購入したBEAMS×寅さんコラボバッグを使おうとしたものの荷物が多くて断念したという小出さんのエピソードトークを皮切りに、ライブが続いていきます。
今回は自分にとって超久々の有観客ライブだったこともあり、MCの順序がとてもおぼろげになっています。
おそらく合っているとは思うのですが自分の記憶で書いていますので、順序間違いがありましたらご指摘いただけると助かります。
3〜6曲目
TOUR「DIARY KEY」ということもあり、アルバムの流れを中心にしてライブは進んでいきます。
過去曲が代わりに演奏されることもあり、動くベロとSYUUUの代わりとして演奏された3曲目GIRL FRIENDもその一つ。
いつもは歓声が多いこの曲ですが、それが無くても名古屋の客は大盛り上がり。
アルバムの前半戦のHenshin、A HAPPY NEW YEARの流れはアルバムの曲順通りではあるものの、生で聴くとその内容にドキッとする。
色んな方が様々な場所で書かれているので内容については省略しますが、A HAPPY NEW YEARは関根さんがボーカルを務めるとともにアルバムの中核を担う曲。
「生きてくれてありがとう 幸せが降り注ぎますように」という歌詞が、この状況でもライブに来た自分たちを肯定してくれているかのよう。
そしてこのアルバム曲の流れの中で挿入される、17才。
この曲だけは、何歳になっても何周年を迎えても、永遠にやり続けてもらいたいですね。
MC②
二度目のMC。
このブロックはかなりMCが長く、色んな話をしていました。
・ダイホのタオルは良い匂いなので、これでグッズを作らせてほしい
・名古屋は新曲を初披露したり、初の公演延期をしたり思い入れがある
・関根「the pillowsとツーマンもした」
・小出「延期はYahoo!に載った」
・名古屋の客は先輩から難しいと言われ、初ワンマン(APOLLO BASE公演)はあまり盛り上がらなかった
・二度目のワンマン(名古屋クアトロ)は熱気が凄くて客層全員入れ替わったと思った
・小出「お酒飲んでライブとかやってみたい」
・関根「sticoでお酒飲んで弾いたらBPM超高速になった」
・堀之内「ドラムがライブ前に酒飲まないのは↑だから」
などなど。
中でも大笑いしそうになったのが、堀之内さんの語彙が少なすぎるという話。
TwitterとInstagram毎回定型文じゃないか?と切り込む小出さんに対し、毎回魂を込めて文章を打っている!と言う堀之内さん。
堀之内さんはライブのたびに毎回胸に思い出を刻んでいるので(小出さん曰く心のタトゥー)、名古屋公演はなんでも思い出せる!とのこと。
ということで、次回の名古屋公演では「クイズ 前回は何を心に刻んだ」を行うそうです。
早くも次回の名古屋が楽しみになってきました…笑
7〜10曲目
そして毎公演胸に刻んで熱いライブをするということでめったにやらない「行くぜお前ら!」(ちょっと笑いながら)という煽りをしながらポラリスの演奏がスタート。
3人とも演奏しながら爆笑していたので堀之内さんが途中「やりづらいわ!」(マイクで拾った音声)と言っていましたが、3人のグルーブはバッチリでした。
ドラムのイントロから始まったLOVE MATHEMATICSも新しいアレンジ。
こうした過去曲がアレンジされて聴くことができるのも、ライブならではです。
悪い夏からの_touchは、アルバムの曲順を踏襲した流れです。
閉塞感を漂わせる歌詞が印象的な悪い夏、未来への憧れを歌った_touchを経て、ライブも終盤戦へと向かっていきます。
MC③
終盤戦を前に、三度目のMC。
ここでは度々インタビューで聞かれてきた、バンドを長く続ける秘訣の話に。
20周年の節目にアルバムをリリースしたこともあり、多くの取材で聞かれたとのこと
挙げていたのはメンバーとの関係性のバランス感覚や、ライブや曲作りにおいて無理をしないこと、そして同じことをやり続けないこと。
アルバムごとに色が違うベボベは、これからも色々な景色を我々に見せてくれる。
続ける秘訣を実際に生で聞いて、そんなことを感じました。
11曲〜ラスト
ライブもいよいよ終盤戦。
新呼吸→short hair→ドラマチックと過去曲の流れが続き、DIARY KEYのアルバム曲である海へに繋げていきます。
そしてラストは、アルバムでも最後を飾っているドライブ
このブロックでは十年前のアルバム新呼吸のラストを飾る曲から始まり、最新アルバムのラスト曲で終わるという10年の時の流れを感じる素晴らしい曲順でした。
20:32本編終了
アンコール
20:37アンコール開始。
ここでのMCはとても少なめで、来年はもっと名古屋に来ますと言うと堀之内さんのアツい曲フリが始まり、演奏されたのは夕方ジェネレーション
ギターソロでは久々の「ギターソロ俺!」が聴けました。
そして最後はお馴染み、祭りのあと
配信ライブでは何度も聴いていたのですが、生で聴くのは2年ぶりということもあり大盛り上がり。
2年ぶりの名古屋公演は大盛況で幕を閉じました。
20:48終演
終演
終演後は規制退場。
ダイアモンドホールは前の席の方が大きな出口に近いため前に座っている人から退場となりましたが、後ろの席に座っていても4〜5分ほどで場内から出ることができました。
一公演を通してDIARY KEYの世界観を感じることができた、TOUR「DIARY KEY」
帰りの電車はアルバムを通して聴くのがとても楽しく、ベボベ史上で何度もリピートするアルバムになること間違いなしです。
そして次のライブはまだ未定ですが、きっと名古屋公演もまた近いうちに行われることでしょう。
「クイズ 前回は何を胸に刻んだ」も楽しみです。
セットリスト
TOUR「DIARY KEY」名古屋公演
セットリスト
DIARY KEY
プールサイダー
(MC)
GIRL FRIEND
Henshin
A HAPPY NEW YEAR
17才
(MC)
ポラリス
LOVE MATHEMATICS
悪い夏
_touch
(MC)
新呼吸
short hair
ドラマチック
海へ
ドライブ
アンコール
夕方ジェネレーション
祭りのあと
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