会場
2018年12月から行われているSleepless in Japan Tour
前半のライブハウス公演を経て、後半はアリーナクラスの会場に場を移しての開催。
名古屋公演は、初のポートメッセなごやでのワンマンライブ。
同会場は今まで名古屋の冬フェスMERRY ROCK PARADEで演奏したことがあるが、ワンマンは初めて。
第3展示館(メリロでの物販・食事処・一番小さいステージがある場所)を全て貸し切り、大きなセットが組まれた。
開演
18:09開演
豪華なオープニング映像とともにメンバーが次々とステージに登場。
1曲目に演奏されたのはLast minute
2年前の時点で既に完成していた曲で、初披露となったのはたしか名古屋のVIP PARTY
時を経てアルバムの最初に位置されたこの曲で会場ムーディーな雰囲気に包んでいく。
最近は前髪が長くセンター分けにスタイリングしていたボーカル・川上洋平は、サングラスにオールバックという出で立ちで登場したこともあり、色気がダダ漏れ。自身の周りでもかなりの人が沸いていた。
未だに根強い人気を誇るRunAway、この日サポートとして入っていたドラム・リアド偉武のドラムソロをイントロに始まったstarrrrrrrといった過去の人気曲も交え、怒涛の勢いで曲を演奏していく。
面白かったのはFollow me やCome closerなどのシングル「明日また」以降のカップリングも披露されたこと。リリース以降大きなツアーも無かった為、この場で聴けたことに一安心。
特にCome closerはライブだとこのようなアレンジを加えてくるのかと、バンドサウンドでの再現に脱帽。この曲はもう一度映像で見たいほどの格好良さであった。
また、spit!からのGirl Aという新旧重めの曲で繋がっていく流れも良い。
SNOW SOWNDが終わると、ここでようやくMC
正規ドラム庄村聡泰に代わり、助っ人リアドがいてくれて一安心…というところにベース磯部寛之が直前の福岡公演で膝を骨折。
1月には川上洋平も喉の不調で岡山公演を延期していたため、これで今のところ不調が無いのはギター白井眞輝のみということに。
彼だけは何としてでもファイナルまで調子を保ってもらいたい、と最近のメンバーの不調を笑いに変える。
前作のアルバムの人気曲kaijuからライブは再開。
MILKからKABUTO、そしてmosquito biteという最新曲を立て続けに演奏していく。
最近のドロスはサウンドが重めで激しい曲が多い。
KABUTO演奏の前には川上洋平が「男も女も関係無い!暴れようぜ!!」と叫ぶなど、ライブのスタイルにもその様子が表れているかのよう。
人気曲kick&spinを終えると、他メンバーは舞台袖へ捌けていき川上洋平1人でステージ中央にあるサブステージへ。
「一人で立っていると、路上時代を思い出す。」
デビューするまで、ひたすら路上ライブを続けていた川上洋平。
でも今では一公演で何万人も呼べてしまうような、カリスマミュージシャンへと成長した。
サブステージで1人で歌い始めたのは、路上時代から歌われていたYou’re So Sweet & I Love You
最初はアコギだけで弾いていたところに、最初のサビが終わる頃にギター白井眞輝がサブステージに現れギターを演奏。
そして次はサポートキーボードROZEがサブステに登場、そしてドラムリアド偉武、ベース磯部寛之と、次々に音が増えていき最後にはバンドミュージックへと成長した。
大学入学後は磯部寛之が、路上ライブ中には白井眞輝が、そしてデビュー前には庄村聡泰がバンドに集結していったかのような演出だった。(加入順でないうえに、今日のドラムはリアドだが)
サブステージに残ったままの状態で演奏された明日、また。
アルバム制作初の渡米で最初に作られたこの曲。海外をイメージしたセット上で演奏されたことで曲のスケールが大きくなり、さらに深みを与えていく。
間奏の時間が長く取られ、その間に楽器陣は元のステージに戻り演奏を再開するという、大きい会場ならではの演出だった。
以前名古屋のVIPで「一曲終わるまでに元の場所に戻ってこれないような、デカいステージでやりたい」と発言していたことをふと思い出した。まだまだデカくなりたい、そう思わせるような演奏。
Your songではこのステージ演出のためのPVが作られており、曲のストーリーを噛み締めながら聴くことができた。
この映像は是非どこかの機会でまた観たいもの。(メンバーは一切映らないが、YouTubeなどにあげてほしい)
最後に演奏されたのは、最新アルバムのリード曲を担っているアルペジオ
怒涛の勢いで2時間のライブを駆け抜けた。
20:04 本編終了
アンコール
20:07 アンコール開始
会場が明るくなり突如流れたのは、彼らが以前まで入場曲として使用していたBurger Queen
そのSEとともにステージに再登場し、そのまま演奏。最近Burger Queenはフェスでしか使われていなかったため、こうしたところで使われるのは嬉しい。
続いての演奏されたのは人気曲Dlacula La
すっかりアンコール曲としておなじみとなった、ドロスの隠れた名曲。
演奏が終わり再びサブステージへ訪れるメンバーたち。
杖をついているベース磯部寛之を先頭に進もうとしていたため、場内からはいたるところで笑いが漏れる。
サブステージに到着し、アクエリアスのタイアップがついた新曲の話に。
この日名古屋駅では新曲が使われていたアクエリアスのCMが広告として至る所で流れていたため、会場に着く前に聴いていた人も多かった。
新曲の話としては、実はこの日時点でまだ完成していないらしく、タイトルも未定でこれは翌日の24時までに決めなければならないそう(翌日はメトロックでトリ)。
そんな新曲を現在できている部分まで演奏する、として2サビまで演奏。
そしてここでもう一曲、新曲を披露。映画GODZILLAの主題歌として使われたPray
ロックバラードで会場を優しい雰囲気に包み込む。
メインのステージへ戻ると最後の一曲として演奏されたのはワタリドリ。
彼らの初ポートメッセワンマンは大成功で幕を閉じた。
20:45 終演
終演
終演後は5分間のステージ撮影可能となり、多くの人がSleepless in Nagoyaのステージを撮影した。
庄村聡泰が不在だったり、磯部寛之が負傷していたりと一風変わったライブではあったが、すぐ復帰してくれることを祈るばかり(Prayという曲も作ったし)
次はもっと大きな名古屋の会場で、彼らを見てみたい。
セットリスト
LAST MINUTE
Run Away
starrrrrrr
I Don’t Believe In You
Follow Me
spit!
Girl A
Come Closer
PARTY IS OVER
SNOW SOUND
(MC)
kaiju
MILK
KABUTO(ラスサビのみ)
Mosquito Bite
Kick & Spin
(MC)
You’re So Sweet & I Love You(サブステージ)
明日、また(サブステージ)
NEW WALL
FISH TACOS PARTY
Your Song
Adventure
アルペジオアンコール
Burger Queen(登場SEとして使用、そのまま演奏)
Dracula La
(MC)
月色ホライズン(2サビまで)(サブステージ)
Pray(サブステージ)
ワタリドリ
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