ベボベ今年3本目のツアーとなった、対バンツアー『LIVE IN LIVE 〜I HUB YOU〜』
主催の対バンは9年ぶり。今回その相手に選んだのは先輩から後輩まで様々。
久々の対バンツアーの幕開けとなった、大阪公演初日の様子をレポートします。
会場の様子
今回の会場はなんばハッチ。ベボベが今までワンマンで何度も訪れていた会場で、今年は同会場で2度目公演・ツアーとなります。(前回はこちら)
大阪公演の対バン相手はキュウソネコカミ。異色すぎる対バンに、発表された当時は双方のファンが騒がれたほど。
キュウソネコカミ
ライブ
18時開演
時刻ちょうどに場内が暗転し、メンバー全員入場。
一曲目からMEGA SHAKE IT!、ファントムヴァイブレーションを披露するなど、序盤からフルスロットル。
「ラブソングです。」「歴史を勉強しよう!」と言って始まったメンヘラちゃんやKMTR645など、キュウソらしいユーモアな点は相変わらず。
MCでは今回の対バン、熊VSネズミということで「全く勝ち目がない」と笑わせてきますが、ベボベに呼ばれたことはとても凄いことだと先輩を立ててきます。
パッパラパーな曲以外にもこんなものもある、と言って始まった秋エモい。私はこの曲を当日初めて聴いたのですが、キュウソの新たな一面を見た気がしました。(イントロの鈴虫の音で昨年の日比谷ノンフィクションを思い出した方、自分以外にもいませんでしょうか…?笑)
2回目のMCでは、ギターのオカザワさんがベボベに憧れていた話に。
学生時代にベボベのコピーバンドをし、ツアーにもチケットを買って客として見に行っていたそうです。
セイヤ「今日はオカザワを見てください!オカザワのギターの音にベボベを感じろ!」
オカザワ「曲はキュウソだけどね笑」
そんなオカザワさん推しで始まった後半戦、有名曲やライブ曲で最後まで駆け抜けます。
DQNなりたい~では、対バンだからなのか筋斗雲を使って人の上にのるスタイルに変更。
そういえば前回のツアーで小出さん「筋斗雲乗りたい」と発言していたので飛び入りを期待したのですが…、さすがにありませんでした。
キュウソのツアーでの対バンだったらありえたかもしれませんね。次回はぜひお願いします!
最後に演奏したのはThe band
やっぱりライブは最強だね すぐそこで生きてる最強だね
という歌詞がまさに今のオカザワさんの心境を表してるような、最高の演奏でした。
キュウソにとってはいつもと客層が違う感じのライブ(メガシャキでコールが小さかった)だったかもしれませんが、オカザワさんが終始楽しそうに演奏している姿が終始印象的でした。
18時48分 終了
セットリスト
秋エモいの季節(ё) pic.twitter.com/kupgXSwFq5
— セイヤ ヤマサキ (@serubora) October 13, 2018
Base Ball Bear
ライブ
19時05分 スタート
1曲目に始まったのはドラマチック。前回のツアーで終盤に披露されており(本編ラスト2曲)、今回のツアーが前回からの続きであることを思わせます。
2曲目のPERFECT BLUEは前回やっていませんが、今年のフェスではよく披露されていた曲です。
2曲歌って最初のMC。「あんなに賑やかなライブ初めて見た」と、キュウソのライブを絶賛する小出さん。
さらに東と西のバンドであることを例に出し負けられないと(あと中年としての意地も)、この後の演奏に気合を入れます。
前回のツアーで披露していた7thアルバム『光源』収録の逆バタフライエフェクトと対になるかのように演奏したSHINE、前回も演奏したLOVE MATHEMATICS、チャップマンスティックを使った君はノンフィクション、と次々に曲を演奏。
今回のツアーはキャパが広がったからなのか、関根さんがステージを動く・跳ねる・頭を振る、など動きが前回と比べて激しくなっているのが印象的。
2度目のMCでは対バンツアーをするに至った理由について。
9年ぶりの対バンツアーですが、表に出てこなかっただけでずっとやりたいと思っていたそうです。(主に堀之内さんが。)
ツアータイトルI HUB YOUというのは、ベボベを通じて(USBなどをつなぐハブのように)誰かと繋がっていける存在になれるようにという思いが込められています。
冗談だと思いますが自分が学生時代ハブられていた…という意味もあるらしい
その後はベボベ屈指の人気曲が次々と続きます。
特に嬉しかったのがTabibito In The Darkとyoakemae
short hairは夏フェスなどでよく演奏されていますが、同時期発表だったこちらの曲たちは未だ3人で披露されていませんでした。
音数は少なくなっていましたが、それでも小出さんがギターソロを弾き、関根さんがステージを縦横無尽に駆け回って盛り上げ、堀之内さんが二人を支え続ける、圧倒的な演奏でした。
ラスト1曲、
「もうじきバンドが17才(11月11日結成日)ということで、この曲を」
最後に披露された17才は、このバンドの歴史を感じられる選曲でした。
20時8分 本編終了
アンコール
20時10分、アンコール開始。
メンバーそれぞれベボベとキュウソのグッズを身につけ登場
小出 → 対バンツアーTシャツ + ネズミくん帽子
関根 → ベボベロンT + キュウソキャップ
堀之内→ キュウソTシャツ
あまりに似合ってた堀之内を見た小出さん「うちのグッズとキュウソのグッズの相性の良さ!そしてホリとキュウソグッズの違和感のなさ!笑」
グッズの紹介を終えたところでアンコールへ。今回は対バンツアーということでゲストをステージに呼んで演奏したい、とのこと。
ただし全員呼ぶとごちゃごちゃするということで唯一呼ばれたのは、この対バンを一番楽しみにしていたであろうオカザワさん。(この時、今日一番の歓声)
ステージにオカザワさんのアンプや機材が急遽セッティングされるのですが、なぜかど真ん中に配置されベボベメンバー全員の真ん中で演奏することに。笑
オカザワさん「北海道のライジングでも挨拶させて頂いて、その時に何か一緒にできたらと…」
小出さん「いやむしろ、こちらから是非やりたいと!」
オカザワ「何を演奏したいかになって、すごい悩んだんですけど…彼氏彼女の関係とか…?」
観客「おおー!!!!」
オカザワ「いや、やるとは言ってないよ!」
小出「おい!話の流れ!笑」
慣れないセンターでピンマイクを持たされ、更に憧れのバンドメンバーに挟まれてのMCということで緊張していました。笑
リハでも一回しか合わせておらずこれが二回目ほぼぶっつけ本番、として披露されたのはchanges
憧れのメンバーと目を合わせて演奏し、脱退した湯浅将平をリスペクトするかのような音とステージ上の動き、ソロでの「ギター、オカザワカズマ!」では終始楽しそうにギターを弾くなど、全てにおいてベボベ愛を感じました。
演奏が終わり、小出さんの「どうもありがとう、Base Ball Bearでした!」という挨拶。この瞬間、オカザワさんは確かにベボベの一員となっていたのでした。
20時21分 アンコール終了
しかし先ほどの素晴らしい演奏に全員掃けたあとも拍手が鳴り止まず、再び明るくなるステージ。
20時22分 Wアンコール開始
アンコール時の服装で再登場し、最後は祭りのあとを3人で演奏。
久々にアンコールで演奏された祭りのあとは、盛り上がった会場を更に白熱させたのでした。
20時28分 終演
セットリスト
今回の対バン、本当に素晴らしいライブでした。
9年ぶりの対バンツアー初日にキュウソネコカミ、更にバンドの一ファンだったオカザワさんを加えての4人での演奏。
どちらのバンドのファンにとっても最高の一日になったのではないでしょうか。
キュウソは翌日長野県でライブのため、終演後は即移動で打ち上げは軽く済ませたのみだったようです。
今度は是非キュウソの対バンツアーでベボベをゲストとして呼んで、ちゃんと打ち上げして欲しいなと思います。
最高の一日でした。また両者の共演を心待ちにしています!
名古屋公演参加しました↓
これまでのツアー↓
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