ジャンプRISEはDグレと血界戦線が交互に表紙を飾るイメージでしたが、今回はDグレが二号連続で表紙となりました。
前回の表紙はアレンで、今回は神田。
対になるイメージなのがカッコいいですね。
表紙については星野先生もインスタで言及されていたので、そちらもご覧ください。
銃口を向けるクロス
ジャンプSQ.RISE 2022 SUMMER 7/28発売!!
— ジャンプSQ.編集部 (@JUMP_SQ) July 27, 2022
発売前【冒頭先行配信】開始!!
『D.Gray-man』星野桂https://t.co/DdnYvHzNWr pic.twitter.com/NP9nJMczTb
ついに過去編も終盤。
前回はクロスがアクマに原罪の矢を放ち、ティムが復活しかけるシーンで終わりました。
今話では冒頭からそのアクマの姿が消滅しており、原罪の矢が凄まじい威力だったことを物語っています。
マナと赤腕を助けるや否や、壁に叩きつけた赤腕に対して銃口を向けるクロス。
子供に銃口を向けることに躊躇うも、マナのためにジャッジメントに指をかけようとします。
助けに入ったのはティムと〇〇〇
赤腕を生かしておくのは危険だと、ジャッジメントに指をかけるクロス。
しかしそれを止めたのは、アポクリフォスによって粉々にされた状態から復活したティムキャンピーでした。
ジャッジメントを持つ腕を、ティムが口に含むことで撃てなくしました。
このあたりは崩れた絵柄になっており、とてもコミカル。
ピリピリした場面がずっと続いていたので、緊張感を緩めるいい緩衝材として機能していました。
しかし赤腕のイノセンスがマナを襲ったことが偶然に思えなかったクロス。
マナの正体が千年伯爵であると分かっていて襲ったのではないかと疑心に思います。
やはり殺すべきだと思ったそのとき。
彼を止めたのはなんと、これまで意志を見せる描写が一切無かったグレイブオブマリアでした。
マリアは喋らずに無表情であるものの、マリアの顔にある女性が囁いているイメージがダブります。
あなたはとても優しいから
だからいつも独りになって
自分の心を殺そうとする
この言葉を思い出した(もしくはそう言ったように見えた?)クロスは思いとどまり、赤腕殺害を取りやめるのでした。
マリアの正体
ここでマリアと被って見えた女性のイメージ。
目元までは描写されませんでしたが、その女性の姿は度々ネアの過去に登場していたカテリーナ。
耳元の髪とピアスが24巻214夜のカテリーナと全く同じだったので、カテリーナ=後のグレイブオブマリアということが確定しました。
アレンが現代でマリアについて、寄生型イノセンスを持つ女性の屍だと紹介していたので、カテリーナは寄生型適合者でありこの時点では何らかの原因で死んでいるということになります。
しかしカテリーナは最初から適合者であったなら、マナとネアを引き取った際などにイノセンスが反応するのではないか…?
それともマナとネアを育てている間はイノセンスが目覚めていなかったor適合者では無かったということになります。
カテリーナ=ブックマンの一族?
今話もしくは次号で過去編は終わることが予想されますが、そのあとのアレンの目的地はかつてカテリーナが住んでいた屋敷。
現代ではカテリーナの屋敷にブックマンが眠っており、どうやらブックマン一族?の家?のような場所になっています。
もしかしたらカテリーナは、ブックマン一族と関わりがあるor一族の出身なのかもしれません。
ブックマン一族は後天的にイノセンス適合者になれるかもしれないと色々なところで考察されているので、もしかしたらカテリーナも死亡する前に適合者となったのかも…?
倒れ込む赤腕、近づくアポクリフォス
掘り返された犬アレンの遺体を埋めなおし、絶望と恐怖で泣き疲れ雪の中眠る赤腕。
雪に埋もれ眠る赤腕に近付いてきたのは、この事件の元凶となったアポクリフォス。
お前はハートのお方に選ばれた
生きて捧げ続けるために
おめでとう
計画は始まったよ
赤腕(アレン)とハートには何らかの関係があることはこれまでの話で示唆されていましたが、なんと赤腕はハート自身によって選ばれた存在ということが明らかになりました。
生きて捧げ続けるとはどういうことなのか、何を捧げるのか、計画とは何なのか。
アポクリフォスの計画
クロスが駆けつけるを遅れさせ、サーカス団員をコントロールし、左腕のイノセンスを無理やり覚醒させてマナを襲うことで、ついに始まったアポクリフォスの計画。
アポクリフォスはアレンとマナの出会いを「カルマによって結びついたか」「お前はその子に滅ぼされるのだよ千年伯爵」「そしてハートの御方は復活する」など、二人の出会いは必然でありアレンによる伯爵打倒がハート復活に必要であると発言しています。
ここから計画が始まったということは、地下牢でアポクリフォスに初遭遇するまでのアレンの行動は全てアポクリフォスの掌の上でコントロールされていたということになります。
マナを父親のように慕うまで関係が深くなったことも、マナをアクマにしたことがエクソシストになるきっかけとなったことも、臨界者になるまで成長したことも、おそらく全てアポクリフォスが道筋を用意してコントロールしてきたこと。
マナをアクマにした出来事については未だにマナ死亡の原因が不明であったり、千年伯爵がマナだったころの記憶が曖昧であるなど、この辺りは記憶操作の可能なアポクリフォスが絶対に絡んでいると思うのですが…
そして現代でついに姿を現したアポクリフォスが成長したアレンに迫ったのは、合体でした。
最初はネアを破壊するために合体を迫っていると思ったのですが、過去編でアポクリフォスが絡んでいたことによって、合体するという行為はネア破壊以外にも別の意味合いがありそうですね。
今話はアポクリフォスのセリフやマリアの正体など、驚きの事実が明かされたエピソードとなりました。
ひとまず発売日に買ってすぐ読んでまとめてみたのですが、抜けてるところや書ききれていない部分があると思うので、単行本を読み直したりしてまた加筆していきたいと思います。
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