D.Gray-man原画展の開催がアナウンスされました。
8月8日から19日までの開催で、場所は池袋サンシャインシティ。
新型コロナウイルスの影響で今後どうなっていくのかは分かりませんが、無事に開催され多くのファンが訪れることができるように願います。
【2021.4.29更新】
最新話(240夜)感想はこちら
本誌ではとうとうコジモにより撲殺されてしまった、マナの愛犬アレン。
その姿を見たマナは何を思うのか。
コミックス17巻でも描かれていた内容ですが、今回はそこに<赤腕>とマナの心情が加えられて深みが増す内容になっています。
(過去編のレビューですので、ここでは主人公アレン・ウォーカーを<赤腕>、マナが飼っていた犬のことをアレンと記載しています。ご注意ください。)
「悲しんだら伯爵が来ます」
撲殺され外に放置されていたアレンの惨状に、言葉を失うマナ。
「悲しんだら 彼がくる」と悲しい感情を押し殺し、それをアレンの亡骸に謝ります。
悲しみの感情が爆発しかかると、マナの姿が少しずつ変化。影の形も千年伯爵の姿へ。
マナが千年伯爵へと戻るきっかけになるのは、悲劇の感情が膨れ上がった時ということですね。
ここはAKUMAが悲劇によって生み出されるという過程とダブります。
「螺旋は すべての命の根源…」
「アレンは 還ったんだ そうだよねネア」
生命の螺旋についての話を思い出し、心を落ち着かせるマナ。
すると目の前にネアの幻覚が現れる。
そのとき後ろから現れたのは…
赤腕とピエロ
ここからのお話は、17巻166夜「正体」の冒頭とほぼ同じです。
しかし二人の心情や表情に加筆がなされており、お互いがどのような感情で話あっていたのか分かりやすくなっています。
本当は涙を流して悲しみに暮れたいマナ、アレンとの触れ合いを思い出して涙を流す<赤腕>
その様子を遠目から見ていたのは、アポクリフォス。
なんとアポクリフォスは、<赤腕>が先年伯爵を滅ぼす者(時の破壊者)であることを既に予見していました。
つまりアポクリフォスはこの時点でマナ=千年伯爵であること、<赤腕>がイノセンス保持者かつネアの転生先であることを知っているということです。
二人が接触する可能性があるということで姿を現したのでしょうか。
更に、このあとアポクリフォスは「そして ハートの御方は 復活する」と呟いています。
この描き方だと、ハートは千年伯爵が倒された後に復活するもののように読み取れます。
ネアはマナを倒して自分が千年伯爵になろうとしているから、ネア=ハートなのでしょうか?
それとも左腕のイノセンス神ノ道化(クラウン・クラウン)がハートになるのか、まだまだハートについての道は遠そうです。
街の広場へ
いつの間にか眠ってしまいマナに背負われた<赤腕>が目覚めると町の広場で、マナはサーカスのビラを配っていました。
マナは<赤腕>に自分のコートを着せて左腕を隠すと、ギャラリーが見守る中マナと<赤腕>の舞台が始まります。
するとそこには偶然通りかかったクロスの姿も…
過去編は小説3巻の話をメインに進んでいますが、街の広場へと移動する過程が少し変わっていました。
小説版→目が覚めるとテント裏で、マナが<赤腕>にビラ配りを手伝うよう頼む
236話→目が覚めると街中(同行許可はマナが団長に頼んで取った)
ちなみにここまでで小説の中盤といったところでしょうか。
過去編が終わるまでまだまだ先は長そうですが、前回のロードや今回のアポクリフォスなど少しずつ新情報が小出しにされています。
特に今回ハートについて触れられていたのはとても大きいと思っているので、今後も半年に1回は読者が驚くような展開が続いてくれることに期待したいと思います。
(画像引用:ジャンプスクエアRISE 2020年 05 月号 [雑誌]: ジャンプSQ.(ジャンプスクエア) 増刊)
コメント