【2020.07.30更新】
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『物語は全ての始まりの街へ』
イギリスのエディンストンにやってきたアレンと神田。
ここはアレンとしての人生が始まった土地であり、ここからついにマナとの生活が語られるのかというところで終わった前回。
あと、サブタイトルになっているA.Wに別れを告げるシリーズ。
これまでは二つの単語を合わせて各話タイトルが作られていましたが、今回は『序幕』とだけ付けられています。
ここから新しく物語が始まっていく、ということなのでしょうか。
前回までのあらすじ
箱舟ゲートを使い逃亡したアレン。
神田がそれを追うも、やってきたのは見知らぬ土地。
しかしアレンは近くの木に昔マナと書いた文字や、一緒に犬を埋めた場所見つける。
そこはイギリスのエディンストン。アレンとマナが出会った街だった。
マナの文字
冒頭、アレンとマナの過去の場面から始まります。
いつもマナがいろんな場所に沢山描いている文字(記号?)が何なのか疑問に思ったアレンは、それが何なのか尋ねます。
これはおまじないだと答えるマナ。
おまじないはお祈りに似ており、神さまに見えるように沢山描くのだと。
「この文字を訳すと『私はここにいる』」
この記号は自分の秘密の文字だと、アレンに教えます。
実はこれ、前回の木にも同じ文字が描かれていました。
いろんな場所に「私はここにいる」と、文字を残して回るマナ。
今回とうとうマナの素顔がはっきり描かれ、マナ・ウォーカー=マナ・D・キャンベル=千年伯爵ということが確定となりました。
色んな場所で文字を書いているのは、イノセンス(神)に対して自分の居場所を知らせるため?もしくはネア関連?このあたりはまだ謎が多いところです。
逃げることを諦めたアレン
場面は現在へと戻り、エディンストンへ。
再びティエドール、ジョニーと合流するために無線ゴーレムを飛ばそうとします。
距離が遠すぎて無線が使えないため、ゴーレムをティエドールの元に飛ばして居場所を知らせ、迎えにきてもらうという方法です。
ちなみに2人は教団に見つかると面倒+一文無しという問題を抱えておりますので、迎えが来るまでここでじっと待つしかありません。
前回まで一人で全て背負い込んでいたアレンでしたが、アポクリフォスについて打ち明けたことでとうとう開き直り、これからは知った全員を巻き込むという決心を新たにします。
それにしても「酒場でカモでも探そうか…」とボソッと呟くアレン怖い子…!
ついに過去を語り始める
一息つき、マナの文字やエディンストンが始まりの場所だということについて教えろという神田。
しかし14番目の気配を感じると、タイミングよくその場に現れる合体AKUMA達。
「これが終わったら聞いてください」と一言残し、戦闘に入る場面で今回の話は終了となりました。
良いところで終わらせるんですね星野先生…!
今回のページ数は表紙含めて20ページ。
次回からは過去編ですかね。ここでサブタイトルA.Wに別れを告げるシリーズは一区切りなのか、次からも続いていくのか、どちらになるのでしょう。
そして今回の話での一番注目すべきところは、マナが放った一言だと思いました。
「最近よく迷子になる」「以前(まえ)はそうでもなかった」
これは35年前のアレン(又はネア?)を表しているようにも感じ取れました。特に強調もされていないさりげないセリフですのですが、どのような真意が隠れているのでしょう。
季刊誌連載ですので年に4話しか読めず物語の進むスピードは相変わらず遅めですが、今が一番おもしろいところ。気にせず待ち続けたいと思います。
(記事内画像引用元:ジャンプスクエアRISE 2019 WINTER ジャンプスクエアRISE 2018 AUTUMN)
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