【2021.4.29更新】
最新話(240夜)感想はこちら
コミックス27巻が8月4日に発売となりました。
1年半ぶりの新刊ということで、ここ最近ではかなりのハイペース。(その前は約3年)
27巻の内容をまとめたブログも書いてみましたので、そちらも是非ご覧になってみてください。
コミックス刊行における書き下ろしや加筆・修正(前々話は一部下書きが残ったまま掲載)の影響なのか、今回掲載されたのは表紙も含めて13ページ。
それでは今回の感想です。
(※ここでは幼少期のアレンを<赤腕>と記載しています。ご注意ください。)
クロスの目的
冒頭で描かれたクロス・マリアンの目的。
それは『マナ(千年伯爵)に近づくものを排除し、ネアにマナを倒させること』
ハートにとって現在のマナは、先年伯爵を倒すための絶好の機会。
しかしクロスはネアにマナを倒させるため、何十年も彷徨い歩いているというのです。
このネアにマナを倒させるという行為が一体何を意味しているのか。
マナはいつか「柱」という存在になり世界を滅ぼすと言われている他に、アレンに滅ぼされることでハートが復活するということが判明しています。
ネアにマナを倒させることでこれらを阻止して世界崩壊を防げるとか、そういう意味合いがあるのかもしれませんね(あくまで予想です)
そしてさり気なく出てきた何十年も彷徨っていたというパワーワード。クロスの年齢は公式で明かされていませんが、きっと何らかの呪術によって外見年齢は歳を取っていないのでしょう。
アレンにも若返りの疑惑があることから、何らかの術を使えばこの世界で年齢を操ることは可能なのだと思われます。
「アレン」か?
22巻203夜で、アポクリフォスがクロスにジャッジメントを突きつけ殺害する直前のシーンでのセリフ
「最初に会った時、あいつは「アレン」と名乗らなかった」
この最初に会ったときに相当する場面がついに描かれました。
クロスは殺害される前に、初めて<赤腕>と接触した際に彼がアレンと名乗らなかったことを「もっと早く間違いに気づくべきだった」と発言しています。
このときクロスは一体何に気付いていたのでしょうか。
<赤腕>がアレンと名乗り始めるのはもう少し先なのですが、このペースだと本誌で描かれるのはあと4話くらい後でしょうか。
先に似たような流れだけ知りたいという方は小説3巻を読むことをおすすめします。
アポクリフォス
前回「その子によりお前は滅ぼされる」と発言するなど、赤腕について何か知っている様子だったアポクリフォスが今話にも登場。
街でビラ配りをするマナと<赤腕>を見張っていました。
こんなところまで付いてきているということは、今はアポクリフォスから常に監視状態にあるということなのでしょう。
しかし前回で<赤腕>が将来マナを倒す存在であることを認識していたということは、アポクリフォスが狙っているのは<赤腕>の方なのでしょうか。このあたりは未だ謎に包まれています。
現代でアポクリフォスがアレンに合体を迫っているのも、ネアのメモリーを排除できる他に千年伯爵を倒せる肉体を得ることができると考えているからなのかも。
この時から<赤腕>=アレン・ウォーカーが時の破壊者となることを知っており、いいエクソシストに育ってネアに人格を奪われそうになるタイミングでとうとうアポクリフォスが動き出した、そう考えると彼の現代での行動に合点がいくのでは。
…というところまで自力で考察してみました。
そういえばクロスとアポクリフォスは今お互いが近くにいることに気付いているのでしょうか?
マナと赤腕
今回の話のタイトル『赤腕とマナ』
前回が『赤腕とピエロ』で、ピエロがマナに変わっています。
ということもあり、今回は<赤腕>がようやくピエロの名前(マナ)を知るという内容でした。
「マナに近づくな」とクロスに釘を刺された赤腕はそのことをマナに伝えると、ネアがこの場に来ているかもしれないと勘違いしその場から走り出したところで今回の話は終了。
話のベースはだいたい小説版と同じですが、違いとしてはロードやアポクリフォスが登場しているなど現在混沌を極めています。
このまま小説と同じ流れをいくのか、それとも違う道へ進んでいくのか、どちらにせよ今後が楽しみな展開です。
(画像引用:ジャンプSQ. RISE 2020 SUMMER)
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