【2020.07.30更新】
最新話(237夜)感想はこちら
今回のサブタイトルは、The way of the three(3つの道)
これは<赤腕>(アレン)、クロス、マナ(千年伯爵)の三人を意味しているのでしょう。
過去に別の道を歩んでいた三人の人生、それが交わるときこそがこの物語の始まりです。
クロス・マリアン
今回の話は、クロスとアクマの戦闘から始まります。
とある協会で襲われた彼の協力者らしき神父を助けにきたものの間に合わず、神父は瀕死の状態で磔にされていました。
神父を襲ったアクマを、ジャッジメントを使って破壊し尽くします。
前話最後のコマで<赤腕>(アレン)とマナを見張っていたティムの映像を覗くクロスでしたが、これがのちにアレン・ウォーカーとなる<赤腕>を初めて視認した瞬間でした。
<赤腕>の左腕がイノセンスであることを見抜き「今の状態のマナにイノセンスを近づければ何が起こるかわからない」と発言。
クロスも知らない、35年前のネアの転生先となった過去の「アレン」なる人物。
その人物が誰なのか…このときは全く掴めていないようでした。
そういえばこの過去編でクロスが35年前と言っており、現代でもネアが「ここが35年後の世界なら…」(24巻215夜)と言っていますが、どっちが正しいのでしょうか。
でも23巻206夜はアレンを保護した直後の話でしたが、ネアが死んだのは30年以上前というセリフがありました。
ここでは35年前ではなく、30年前というのが正解なんでしょうね。コミックでは修正されるのだろうか。
それにしても左腕にイノセンスを持つ<赤腕>よりもマナ(千年伯爵)の保護を優先しようとするということは、それほどマナの優先順位が高いのでしょう。
イノセンスと敵対視するノアの一族の保護を優先していることになるため咎落ちの可能性も少なからずあると思うんですが、…神田みたいに隠れて腕ビキビキなってるんでしょうか…?
<赤腕>(アレン)
(2019年9月17日追記 小説3巻を読みました。)
何日もまともにご飯を食べていないためヘロヘロな状態で道具磨きなどの雑用を任される。
期限内に仕事を終えないと食事抜きなので、どんどん動けなくなっていくという無限ループ。
そんなときマナの飼い犬(アレン)に道具を勝手に持っていかれたことがきっかけで、犬(アレン)と触れ合います。
<赤腕>が犬(アレン)と触れ合う様子は、小説第3巻でも描かれており、こちらはその一部ですね。
「<赤腕>が道具磨きを頼まれているときに犬が現れる」、「<赤腕>が盗んだパンを食べている」、「<赤腕>が犬とボール遊びをしていない」など、2010年に発売された小説版3巻と内容は少し変わっていますが、流れはほぼ一緒です。
今回のコマを見てて思ったんですけど、実はネアのノアメモリーって転生する35年の間に色々な人や動物に移り変わっていたのではないでしょうか?
おそらくネアの死後、最初のメモリー移植先となった35年前の「アレン」。
ネアはアレンウォーカーとして本格的に復活したときに「なぜ歳をとっていない、それどころか若返っている…」(24巻215夜)という発言がありました。
この世界なら呪術や何かしらで若返えることも可能かもしれませんが、もしも35年の間に転生先を人から動物まで次々と渡り歩いていたのだとしたら…そして最後に辿り着いたのが、この物語の主人公アレンウォーカー。
マナ(千年伯爵)はネアの記憶が無いものの、ネアのメモリーを感じる者に無意識にアレンという名を付けて忘れないようにしていた…という説を考えたのですがいかがでしょうか。
アレンウォーカーの場合、自己申告で「亡くなった犬の名(アレン)が良い」と発言している可能性もありますが。
しかし前回、初めて聴いた歌で涙を流しています。
これは既にメモリーを移植されていて歌がネアのメモリーに響いたようにも見えますが、それとも美しい歌でただ感動して涙しただけか…どちらでしょうか。
クロスが35年前のアレンを知らないうえに若返りというセンを外していることから、この世界で若返りはありえないのかもしれませんね。
というかクロスはマナの犬がアレンという名だと気づいていない…?
マナ(千年伯爵)
千年伯爵であることを忘れ平穏に過ごしていたマナは、サーカス内で眠っている時に夢を見ます。
それはかつてアレン・ウォーカーがネアに身体を乗っ取られているときに見た、キャンベルの屋敷の場所。
そしてその傍には、自分の本来の姿である千年伯爵が。
悪夢にうなされ起きるマナ。犬のアレンを抱き抱えたところで今回の話は終了。
ネアを喰った記憶を忘れ、彼を探してさまよい続けるマナ。現実世界だけでなく、夢の中でもネアを探し続けていたのでした。
今回のことで分かったこと
・マナはこのとき千年伯爵としての記憶を失っている
・クロスはマナにイノセンスを近づけたくない(千年伯爵として目覚めるから?)
・クロスはマナにイノセンスが近づくのであれば適合者であっても殺害するつもりである
・ハートにとってこの時が千年伯爵を破壊するチャンスだった
まだ小説3巻の内容の序盤までしか描かれていないため、過去編が終わるのはまだ全然先になりそうですね…
小説版を参考にするなら、次は<赤腕>と犬の触れ合いとコジモが犬を虐殺することになるきっかけの話でしょうか。
(記事内画像引用元:ジャンプスクエアRISE 2019 SUMMER ジャンプスクエアRISE 2019 SPRING )
次回→【ネタバレ】D.Gray-man 第234夜 A.Wに別れを告げる・監視者【感想】
前回→【ネタバレ】D.Gray-man 第232夜 A.Wに別れを告げる・赤腕とピエロ【感想】
コメント
コメント一覧 (2件)
最近またD灰が観たくて一期を見返していて、このサイトを発見しました。少しネタバレ気味になりますが赤腕がアレンになったのはこの記事の話の後にサーカスである事件が起きるのですが、そこからマナに異変が起きて赤腕とアレンの認識が混同して(赤腕の推測)アレンと呼ぶようになるからです。
記憶が鮮明でなかったので、その辺りを久しぶりに小説を読みました。私は普段、感情が揺らぐ事が無いのですが犬のアレンの話は当時も感動しました。犬は好きじゃないんだけどね~コミックの分しか読めてないので小説の内容との差異は分かりませんが小説もお勧めです。
コメントありがとうございます。返信遅れて申し訳ありません。
あれから小説版を購入して読み、当記事の感想に加えました。
これから小説版と同じ展開になるのかそれとも少しずつ変わっていくのか、今後が楽しみです。