この春に名古屋と福岡でDグレ展が開催されました。
自分も名古屋展に行き、Dグレの世界観にどっぷり浸かってきました。素敵な空間だった…
そんな出来事があったので今Dグレ熱が再燃しているのですが、今展開されている物語もますます見逃せなくなってきました。
アレンが捕らえられ、千年伯爵が現れ、クロスが駆けつける。
ついに役者が勢揃い。
マナを中心に、サーカス場内は混沌を極めます。
マナと伯爵
クロスが介入したことによって、その場を去った(消えた?)千年伯爵。
クロスのセリフ「まだ貴様のなかには戻らん」「マナの意志が伴わない限り貴様は中身のない只の抜け殻だ」という言葉からも、この時マナの元にやって来た千年伯爵はどうやら抜け殻=皮だけの存在のよう。
「マナの悲しみによって呼ばれてきた」というセリフがあったため、この千年伯爵はマナが絶望することによって自動的に現れる自立型の存在なのかもしれません。
そういえばアレン(犬)が亡くなった時(236夜)も、マナの姿が変化しかけ、影が千年伯爵に変わったシーンがありました。
あの話を読んだ時はマナが悲しむ・絶望する=千年伯爵であることを思い出す(姿が変わる)と思っていたのですが、今話によると千年伯爵復活のプロセスは以下のようになっているのかなと思いました。
マナが悲しむ(絶望する)
→千年伯爵の皮が現れる
→皮が合体を促す
→意志が伴うと合体
→千年伯爵復活
ロードはネアを喰ったことを忘れて彷徨うマナに対して「連れて帰っても意味がない」「思い出すまで待つしかない」と言っており、今回マナを拘束したレベル2も「伯爵様はノア様に治してていただく」と言っていたことから、ノア陣営は千年伯爵がどのようにして復活するかは知らない模様。
もし知っていたとしたら、マナを拉致するなどして無理やり目覚めさせれば良いので。
千年伯爵復活について知っているのは、この時点ではどうやらクロスと、あとはアポクリフォスのみでしょうか?
あとマナと千年伯爵の皮についてですが、これってAKUMAの作りと少し似ていますよね。
AKUMAが進化することは殺人兵器よりも別の意味があることが分かっていますが(16巻158夜)、この意味についてはまだ明かされていません。
マナと千年伯爵の皮についてと、関係があるのかも…?
クロス大活躍
ついに戦闘のサポートではなくAKUMAへの攻撃シーンが描かれた、グレイブオブマリア。
聖母ノ唄(マグダラ・クワイア)という歌の攻撃で、レベル1AKUMAを一掃しました。
クロスの「残党を一掃しろマリア」というセリフもあったように、指示を与えれば自動で敵を攻撃してくれることも可能な様子。
また今回はクロス自身の戦闘シーンも多く、久々にジャッジメントを使った必殺技原罪の矢も披露。
レベル2に対して原罪の矢はオーバーキルですね…
おそらく攻撃を受けたレベル2は次回、跡形もなく消し飛んでいることでしょう。
破壊されたのは記憶?
また今回クロスは赤腕のイノセンスに当てられ、意識を失ったマナの異変も呪術によってチェック。
外傷は無いものの、内面の何かが破壊されたと感じ取ります。
マナの記憶が破壊されたことについて思い当たるフシがあったようですが、これはアポクリフォスのことでしょうか。
しかし約7000年もノアから逃げることができたアポクリフォス。
ずっと隠れ続けてきたその存在について、このときのクロスは一体どこまで知っていたのでしょう。
クロスには「人の境を超えてしまった」というセリフ(26巻228夜)やブックマンjr.説があるため、ハートを守るための自立型イノセンスがこの世にいるということは知っていそうですが…
そもそも「柱」について知っていて、アポクリフォスのことは知らないということはまず無さそうですね。
ティムキャンピー復活?
今回のラストは、アポクリフォスによって粉々にされていたティムキャンピーが復活しかけているようなシーンで終了。
クロスが「来るのが遅すぎた」と言っていたのも、ティムが破壊された影響が大きいと思われます。
冒頭で役者が勢揃いしたと書きましたが、忘れてはならないのがティムキャンピーの存在。
マナとクロスとアレン(ネア)を繋ぐ、道標です。
次回は、復活したティムが彼らの元に飛んでくるのかもしれませんね。
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